まずはパワーアンプを新居へ引越しさせる作業から始めます。

 手に入れたMA-13を前回同様に分解、部品取りを済ませ不要な表示を消すために再塗装しておきます。

 MA-11との違いは用途不明のスライドスイッチが背面にあるだけでした。これの使い道は今のところないので孔塞ぎに部品だけはつけておきます。RCA端子を取り外してスピーカーターミナルを取り付けます。プリアンプからの入り口となるRCA端子を取り付けます。背面は以上です。

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 フロントパネルにプリアンプから取り外したボリューム2個を取り付けます。

 ヘッドホンジャックを取り付けるブラケットをプラ板を加工して取り付けます。排他利用のための配線は先に済ませておきます。

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 ケースが完成したので部品の位置決めを考えます。ケースに余裕がないので慎重に配置決めをしておきます。決まったらケースに取り付け孔を加工しておきます。

 いつもの手順でまず電源回路を完成させ念のため通電試験を済ませておきます。

 ヒューズボックスは取り付け孔を加工するのが面倒なので絶縁処理してケース内に転がしてあります。

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 今回新規に作成するモジュールはアンプのBTL出力からの受け渡しにはトランス回路です。こちらの方が以前の回路より音質は断然優れています。今回の引越しで最大の出費になりました。送料込みで約二千円でした。ここまではケース以外は部品箱にあったもので済んでいました。今回のトランス回路は以下のようにしました。

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 トランス基板上には二個のLEDの電源受け渡しのための回路を載せてあります。LEDブルーはヘッドホン出力時に点灯出来るように2ポイントセレクタに配線しておきます。

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 2ポイントセレクタの配線は以下のようにします。

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 出力回路の配線をし、アンプモジュールを移設すれば一応は完成です。念のためテスターで確認しておきます。

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 入出力を接続して通電、音出し試験です。問題はないようです。
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 次はプリアンプの模様替えに進みます。(続く)

追記:スピーカターミナルの抜き差しのためにバナナプラグを新調しました。スペースが狭くターミナル同士がせりあっているので万一のショートの危険を考慮して外側が樹脂製のもので音質の良いものということでaudio-technica製のものにしました。